高柳町かやぶきの家(おやけ・いいもち)
おやけ :1991年3月 竣工
いいもち:1992年3月 竣工
現存する茅葺の民家を観光資源とした地域活性化対策「じょんのび村構想」。その構想の中で計画された茅葺の家の公共設計である。門井地区に民家の現地再生(おやけ)と移築再生(いいもち)、荻ノ島地区の新築の茅葺の家(荻の家、島の家)の4棟をおよそ3年かけて設計を担当した。特に荻の家と島の家は、新しい材料で伝統的な民家の骨組みをつくり、まったく新しい茅葺屋根を葺くという貴重な経験をさせていただいた。
門出地区の「おやけ」は既存のかやぶきの家の現地再生、「いいもち」は別の場所からの移築再生である。豪雪地域から生まれた中門造りの民家の形式。この形式を守りながら宿泊施設として再生した。
新潟県高柳町
木造